2022-2-24
先月２４日、２５日に敦賀港と鳥取県の境港の間で、コンテナ船の無人運航の実証実験を行い成功しました。
航行には、AI（人工知能）が使われるなど、日本の高い技術がいかされています。
冬の荒れる日本海を悠然と進む運航船。機械制御により無人で運航しています。
この実証実験は、高齢化による船員不足や人為的なミスで起きる海運事故の解決を目指して、日本財団が大手海運会社、商船三井など７社とともに実施しました。
AIやAR技術を駆使！
航行中の様子
１月２４日 敦賀港を出航
実験は、荒れた海でも無人運航ができることを検証するため、冬の日本海で行われました。
船は、１月２４日の午後に敦賀港を出航。波が高く荒れ模様でしたが、AIやAR（拡張現実）の技術を駆使した衝突を避けるシステムが備わっていて、翌日、約２７０キロ離れた鳥取県の境港に無事到着しました。
世界初の成功となった実際の航路を使ったコンテナ船の無人運航。日本財団はこのプロジェクトを含め、５つの無人運航の実証実験を展開していて、２０２５年の実用化を目指しています。
