福井県若狭町にある海浜自然センターで、6月11日、12日に「みんなで守ろう!若狭のうみ」というイベントが行われました。子どもたちや親子連れに「うみ」の学び方、遊び方を提案しようというイベントで、2日間で「海岸清掃」、「磯めぐり乗船体験」、「磯の生き物観察」、「魚のつかみ取り」などたくさんのプログラムが行われました。福井県をはじめ、滋賀や京都などからも大勢の家族連れが訪れ、歓声を挙げながらゆったりとした一日を過ごしていました。
福井県海浜自然センター :http://fcnc.jp/
まず最初のイベントとして、海浜自然センター前の海をきれいにする、海岸清掃からスタートしました。まだ海岸に人がいないのにも関わらず、砂浜に流れ着いたペットボトルや、発砲スチロールのケースなどが多く落ちておりゴミ袋をいっぱいにしていました。ゴミの中には海外の文字が書かれたゴミも流れ着いており、この海岸以外で捨てられたものが多い事にも、参加者は驚いていました。
センターの前の海岸にもいろいろな生物がいます。それらが観察できる浅瀬の磯で、そこに住む生き物を観察が行われました。膝まで海に浸かりながら、海の中をのぞき、岩の隙間などに潜む小さな魚や、貝、ひとでなどを観察しました。いままで写真や水族館でしか見た事のな生き物を直接海で見るかとができる体験でした。
午前と午後の2回、プールで泳いでいる魚を手で摑まえる「魚のつかみ取り」は子供限定で行われました。元気のよい魚は動きも早く、なかなか摑まえることは難しいのですが、係の人からのアドバイスをもらい、びしょぬれになりながらお魚を捕まえていました。
そして摑まえた魚は、その場でッスタッフが裁き、炭火を起こしたコンロで自分たちでこんがり焼きました。自分で採った魚をさばき、その場で焼いて食べる。さっきまで生きていた命を頂戴するということで、残さず食べようと親子で話していました。
センターの前には防波堤がありその場所
波の無く静かな海で、海中を覗くと、エサに魚が食いつくのが見えるくらいの透明度で、自分たちが選んだ場所にそれそれが糸を垂らしていました。釣れた魚には小さなサバなどもいたのですが、釣れた時はお子様より保護者のほうがわいわい楽しく釣りを体験しているように見えました。
イベント名 | みんなで守ろう若狭の海 |
参加人数 | 2000人 |
日程 | 6月11日、12日 |
場所 | 福井県三方上中郡若狭町世久見 |
主催 | 福井県海浜自然センター |
協力 | 海と日本PROJECT |