冬の味覚の王様「越前がに」の中でも、庶民の味として県民に愛される「水ガニ」の漁がいよいよ解禁されました。
悪天候で漁が見送られていましたが、先月末に今シーズン初の水ガニ漁が行われ、待ちわびた客が買い求めていました。
水ガニは脱皮して間もない甲羅が柔らかいオスのズワイガニのこと、
水分を多く含み身が「ずぼっ」と抜けて食べやすいことから、
県内ではズボガニとも呼ばれています。
値段も手ごろなことから毎年この時期の庶民の味として
親しまれてきました。
ズワイガニ漁は毎年11月6日に始まり、オスは翌年の3月20日まで漁の期間がありますが、その中でも水ガニ漁は資源保護を目的に、期間の最終盤2月19日に解禁されています。
水ガニは、ズワイガニよりもぐっと安く食べやすいため、年々人気を集めていますが、漁の期間が短く、貴重な食材として存在感が高まるにつれて水産業者も獲れ高を気にするようになってきました。漁師は限られた日数や資源量の中で、市場の価格や需要をみながらズワイガニと水ガニの漁の配分を決めているといいます。
水ガニを含むズワイガニ漁は3月20日まで。今シーズンの水ガニは価格も質も例年並みとのことです!