坂井市三国町で、「海と灯台」を通して地域の歴史を学ぶガイドツアー「三国灯台まちあるき」が開かれました。
この地域は、かつて北前船の寄港地として栄え、その時代に築かれた堤防「三国港突堤」が今も残っています。
ツアーの参加者たちは、突堤が果たしている役割(川幅を狭めて河口付近の水流を強くすることで、港付近に土砂がたまらなくなり船がとまることができるようになる)のほか、建設にあたり「東尋坊」から削り出した岩が活用されたことなどを学びました。
「三国灯台まちあるき」は、「雄島地区灯台利活用プロジェクトコンソーシアム」が主催。灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こす、日本(にっぽん)財団「海と灯台プロジェクト」の助成を受けて開かれました。
参加者たちは、突堤の先端に立つ「三国防波堤灯台」まで歩いて移動。灯台を通して、地域の歴史に理解を深めました。
ガイドツアー「三国灯台まちあるき」は通年で開催していて、参加には事前の予約が必要です。