福井市鷹巣の海岸で、波と戯れるのは千葉県出身のプロサーファー高貫佑麻さん。2021年4月に福井へやってきました。解体現場で働きながら、キャンピングカーを制作しています。
使える素材はキャンピングカーに再利用。マイクロバスを改造していて、サーフボードをたっぷり10本積み込める設計。日本中の波を巡りながら、海に関する様々な情報を発信する狙いがあります。
高貫さんは、千葉県房総半島の東に位置する御宿町出身。サーファーだった両親の影響で、毎年、家族でハワイをはじめ海外の海へ行くなど、
サーフィンが身近な環境で育ちました。全国大会で優勝を重ね、プロの道へ!現在は競技から引退し、雑誌の執筆や写真家として活動の幅を広げています。
全国を旅する相棒、キャンピングカーは自分の手で作りたいー
高貫さんの思いを実現させたのが、解体業を営む矢野智孝さん。3年前にサーフィンを通じて出会い、今回、会社として協力することを決めました。
サーファーと企業がタッグを組んだ背景には、「海の環境保全」という共通の理念がありました。
高貫さんは、増えゆく海洋ゴミを肌で感じ、多くの学びを与えてくれた海に恩返しをしようと、活動に取り組んでいます。
サーファーにとって、波は宝。キャンピングカーで全国を回り、普及活動をしたいとの思いがあります。矢野さんの呼びかけで支援する企業は、
現在13社まで増えました。福井から全国の旅、まもなく始まります!