皇室に献上する「若狭かれい」の干物を選別する作業が、19日に福井県小浜市で行われました。
福井県は1985年から特産品の若狭かれいを皇室に献上していて、この日は小浜魚商協同組合の組合員が、新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底しながら発送作業を行いました。
10日までに水揚げされた2000匹のカレイの中から、90匹を選別して乾燥、さらにその中から形がよく傷のない75匹を選びかごに詰めていきました。
今年は時化の日が多く、大きなサイズをそろえるのに苦労したそうですが、味や品質は上々とのこと。
若狭かれいは、天皇皇后両陛下をはじめ、上皇・上皇后両陛下や3つの宮家に届けられます。
「若狭かれい」の旬は2月末ごろまで。
「ささかれい」や「甘カレイ」とも呼ばれます。その名の通り上品な身の甘さが特徴。
こんがりキツネ色になるくらい焼くだけで絶品ですよ。