サクラマスの聖地”と言われる九頭竜川で4月30日、永平寺町の園児たちがサクラマスの稚魚を放流しました。
4月30日は、九頭竜川の福松大橋付近で、地元の園児約80人が3000匹のサクラマスの稚魚を放流しました。この稚魚は町内の中間育成施設でふ化させ、体長は5から7センチほどに成長していました。園児たちは「大きくなってね」などと声をかけながら九頭竜川に放していました。
放流したサクラマスの稚魚は、いったん海に下り、約2年かけて体長50センチから70センチ、体重は大きいもので5キロ程に成長し、九頭竜川に戻って来ます。
九頭竜川中部漁業協同組合・中川邦宏組合長
「九頭竜川というのを知ってほしい。もう1つはサクラマスという魚を知ってほしい。子供たちが“大きくなって帰ってきてね”と言っていたように、大きくなって戻って来てもらえばと願っている」
九頭竜川のサクラマス漁は、毎年2月1日から5月31日までです。