北陸三大祭の一つ「三国祭」が、5月19日から21日まで坂井市三国町で行われます。
名物の山車巡行は、中日の20日、県内外から多くの見物客が詰め掛けます。
この三国祭り、山車屋台に大きな人形がのるという今日の形の山車(やま)をだすようになったのは、約260年前からと伝えられています。
山車(やま)の高さは、明治中期には10メートル以上もあり、
近郷の村々からも勇壮な武者人形の頭が見えたともいわれます。
現在の高さは、6.5メートルですが、
日本海に育まれた湊町、三国の栄華と人々の気概は今も変わらず受け継がれています。
今に伝わる湊町三国の栄華
山車人形の高さは6.5M
子どもたちの祭囃子で三国の街を練り歩く
福井県の指定無形民俗文化財
20日の中日祭では、三味線・笛・太鼓ばやしにのり、
奉納する山車(やま)6基が三國神社前に集結します。
12時より神輿・山車発幸祭が執り行われ、13時に1番山車を先頭に巡行が開始されます。
16時前後、駅前通りに1番山車を先頭に順次到着し、
近迎えの各区青年会の若者が高張り提灯持参で集結、祭も最高潮に達します。
18時過ぎる頃から、各々の区へ戻る帰り山車は、露店の並ぶなか人の波を進み、
曳き手と観客は一体となり、クライマックスを迎えます。