小浜市田烏地区の民宿では、冬の伝承料理「鯖のなれずし」作りが最盛期を迎えています。
サバを使ったなれずし作りは11月に始まり、気温が低いこの時期に最盛期を迎え、多いときで1日70匹ほどを漬け込んでいます。
この民宿のなれずしは、1年かけて漬けたサバのへしこを使うのが特徴で、塩抜きした後、地元のコシヒカリと麹を混ぜたものを詰め込んで桶に入れていきます。
熟練された感覚で温度管理などを徹底しながら20日間ほど漬け込むということで、時間をかけてじっくり発酵させることで甘みが増し、酸味もまろやかになります。
作業は3月末まで続き、注文先に郵送するほか小浜市内のスーパーでも販売されます。