三方五湖のひとつ若狭町の三方湖で、今月から「たたき網漁」が始まりました。
「たたき網漁」は、漁師が青竹で湖面をたたき、水温が低くなって動きが鈍くなったコイやフナを驚かせ、仕掛けた網に追い込む伝統漁法で、若狭町の三方湖で400年以上続くとされています。
漁は12月から始まり、地元の鳥浜漁協に所属する漁師らが分かれて船に乗り、湖面を叩いて魚を追い込んでいきました。
脂がのったフナやコイは、コリコリとした触感で甘味があり、刺身や煮付けなどにして食べられます。
たたき網漁を含めた三方五湖独特の漁法は、日本農業遺産に認定されています。
三方湖が、浅い水深であることと冬季に魚類の活性が低くなることを活かして考案された伝統漁法。いつまでも続いてほしいですね。
たたき網漁は来年の3月まで続きます。