世界中で大きな問題となっているプラスチック海洋ごみ。
「脱プラスチック」を進めていこうと、勝山市の平泉寺小学校では
児童たちが地元の湿原に生い茂る植物、ヨシを使ったストロー作りに励んでいます。
そのヨシストローの作り方を広めたいと、
児童たちが地域の大人たちに向けて講習会を開きました。
勝山市の平泉寺小学校の児童たちは、長年、
地元にある池ヶ原湿原で希少な植物の生育を脅かす
ヨシを刈り取ってきました。そして5年前からは、
そのヨシを使ってストローを作り、脱プラスチックに取り組んでいます。
9月25日には、活動の輪を広げようとストローの作り方を地域の人たちに指導しました。
長さを揃えてヨシを切って、切り口を回しながらやすりをかけることがポイントで、こうすることで優しい口当たりになるということです。
ストローの作り方を教わった地域の人は「できないことをこんな年寄りに教えてくれることに関心した」と話し、児童は「世界中のみんなにヨシストローをあげて、ゴミを減らそうと思っている」と意欲を見せました。
11月には、ストローの材料となる湿原のヨシを刈り取るということです。