福井県と石川県の県境付近にあるあわら市の波松(なみまつ)海岸では毎年春に地元の人たちによる伝統の「コウナゴ漁(こうなごりょう)」が行われています。
波松では漁で水揚げした直後にコウナゴを釜ゆで・天日干しにして食べます。ふっくらした身とほんのり利いた塩味が特徴で古くから地元の人たちに愛されてきました。
しかし、6年前の漁を最後にコウナゴが捕れていません。
地元で愛される魚から幻の魚へとなりつつあるコウナゴ。
4月下旬、漁が行われると聞いて取材班は波松海岸へ。
今年こそはと期待を胸に、網をあげる地元の方々。
しかし、小女子の姿はゼロ…
冷たい水を好む小女子。近年の海水温の温暖化が影響しているとの話も。
しかし確かな原因は、地元の皆さんもわからないと話しています。
波松の人々にとって、小女子は他にかえられない特別な魚。
再び出会える時を願ってーこれからも漁に出続けるという事です。