福井市鮎川町にオープンしたのは「くにみクラゲ公民館」
移転した公民館の古い建物を活用した水族館です。
その名の通り、展示の目玉は「クラゲ」
国内外のクラゲ10種類以上が常時展示されています。
また、公民館時代の設備を活かしたユニークな展示も見どころの一つで、
福井の海に生息する様々な生き物を観察することが出来ます。
館長を務めるのが、田中俊之さん。県内外の水族館で飼育員を務めた
経験の持ち主です。
小さい頃から生き物が大好きだった田中さん。
高校卒業後、一度は地元郵便局に就職するも、
生き物と触れ合う仕事に就きたいという夢を捨てきれず、
24歳の時に東京の生物系の専門学校に入学しました。
県外の水族館での勤務を経て、29歳で福井へUターン。
地元に戻り、強く感じたのは「福井の海の素晴らしさ」でした。
念願叶いようやくオープンした「くにみクラゲ公民館」
「慣れ親しんだ住民や子供たちにも利用してもらいたい」という思いから
「公民館」という名称は残しました。
海を愛する男性が作り上げた水族館。
観光客や子供たちに福井の海の豊かさを伝えていきます。