最近、若い世代を中心に万年筆などに使われるインクがブーム。
このブームを受け、県内の老舗文具店の「ホリタ文具」は福井の風景をイメージしたご当地インクを開発し、11月3日に発売を開始しました。
すでに全国から予約が相次いでいます。
坂井市にあるホリタ文具春江店。特別に設けたコーナーには100種類を超えるインクが並んでいます。
近年、女性を中心に万年筆やガラスペンなどに使われるインクの人気が高まり、SNSでも話題になっています。
ホリタ・コミュニケーション課の宮山朝光さんは「インク沼という言葉が生まれるくらいインクが今流行っている。もともとご当地インクが全国各地で発売されていて、地域の観光名所や文化、歴史といったテーマの切り口で色々な色が発売されている」と話ています。
こうした中ホリタでも11月3日から、越前海岸から見た景色をテーマにしたオリジナルインクの販売を開始しました。
色は全部で3種類。
➀波が揺らぐ海の青を表した「海面」
➁山々の風に揺れる新緑を表現した「薫風」
➂海に映る夕日を切り取った「夕凪」
店が企画した文具イベントに訪れた人を対象にした色見本の人気投票や、県内の好きな風景のアンケートをもとに開発。
11月3日の販売開始を前に県内外から100件以上の予約がある人気ぶりです。
店側は、インクブームの背景にはアナログの良さが見直される動きがあるとみています。
宮山朝光さんは「手を動かして書く時間が日々の中の癒しの時間になっている部分もブームを後押ししている」と話します。
越前海岸の景色をイメージしたインク
20ミリリットル(税込み1650円)