「ざわザワ高校~海の未来を変える哲学~」の発表会が2月2日、福井県高浜町の高浜公民館で開かれた。今年度の授業の集大成として、高校生たちが学びの成果や海を生かした地域活性化策をプレゼンした。
「ざわザワ高校」は、現役の高校生が「哲学的思考」を通じて、海に関するさまざまな課題の解決を目指す番組で、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として行われている。今年度は、高校生16人が福井県高浜町を舞台に授業に取り組んできた。
発表会では、「海と暮らし」「日本人にとっての海とは」の2チームに分かれてプレゼンが行われた。「海と暮らし」チームは、高浜町の魅力を発信するための具体的なイベント企画などを提案。「日本人にとっての海とは」チームは、若い世代に海との共生を地域の誇りとして感じてもらうことが必要だと提言した。
最後に、学級委員長を務めたジャーナリストの堀潤さんから、高校生一人ひとりに修了証書が手渡された。授業はこれで一区切りとなるが、生徒たちの学びはこれからも続いていく。