福井県が新たなブランド魚として売り出している「若狭まはた」の稚魚の出荷が、小浜市にある福井県栽培漁業センターで5月12日から始まりました。
味は淡白ながら甘みやうまみがある白身の高級魚「マハタ」。福井県では「若狭まはた」のブランドで売り出しています。
小浜市にある福井県栽培漁業センターでは、2024年6月に採卵し、ふ化させたものを、体長20センチほどの稚魚に育てました。
職員たちは、傷がないかなどを確認しながらお互いに傷つけ合わないよう1匹ずつケースに入れていきました。今年も順調に生育し状態も良好だということです。5月12日は敦賀市内の養殖業者へ2000匹を出荷しました。
養殖業者が海で1年半かけて育て、来年の冬には重さ1.5キロ、体長40センチほどに成長するということです。
福井県栽培漁業センターでは、嶺南4市町の養殖業者に向け、6月上旬までに合わせて3万匹を出荷する予定です。