1月下旬、坂井市の三国港で鮮やかなオレンジ色「黄金ガニ」が水揚げされました。
1千~2千匹に1匹ほどしか水揚げされないという珍しい黄金ガニが、いま坂井市の水族館で期間限定で展示されています。
1千~2千匹に1匹ほどしか水揚げされないという「黄金ガニ」
珍しさの秘密は生息地にあります。
黄金ガニは、オスのズワイガニとメスのベニズワイガニの交雑種ですが、
ズワイガニは水深300~400メートル、ベニズワイガニは500メートルより
深くに生息しているため、水深が違うエリアに生息するカニ同士が偶然巡り会って誕生したという幻のカニです。
普段はあまり動きませんが、求愛行動となると積極的に動く場合も。
静かに見守ってほしいと水族館では話しています。
気になる味はというと、2種類のカニの“良いとこどり”と言われていて、
ぎっしりと身が詰まりズワイの引き締まった食感に、ベニズワイの独特な
甘さが加わっているのが特徴だということです。