坂井市の三国サンセットビーチで11日夜、恒例の三国花火大会が開かれ、今年は坂井市の誕生10周年を記念して過去最多の1万発の大輪の花が夏の夜空を彩りました。
三国花火の開催日となっている8月11日は、今年から国民の祝日「山の日」となり、この日はここ15年で最も多い約23万人が会場に詰め掛けました。
今年は、4つの町の合併で現在の坂井市が誕生して10周年となるのを記念して、これまでで最多の1万発の花火が夏の夜空を彩り、1時間にわたって見物客を魅了しました。水中花火や巨大な二尺玉が打ち上がるたびに、会場は大きな歓声と拍手に包まれていました。
そして、花火大会から一夜明けた12日朝、会場となった三国サンセットビーチでは、地元の三国中学校の3年生と保護者、教職員ら約350人が清掃活動に汗を流しました。この活動は、生徒たちに郷土愛を育んでもらおうと12年前から続けられています。
参加した生徒は「花火を楽しむだけじゃなくて、もっと海をきれいに使ってほしい」「思った以上にごみが多かったけれど、きれいにできてよかった」と話していました。30分ほどの清掃活動で、軽トラック20台分のゴミが集まったということです。