北前船主の館・右近家～南越前町河野～

レポート

2016.08.18

北前船主の館・右近家～南越前町河野～

「北前船主の館右近家」は、江戸後期～明治中期にかけて、日本海・瀬戸内海・上方の諸地域間の物資の流通や文化の交流に重要な役割を果たした”北前船”をテーマとした資料館です。旧河野村の旧船主右近権左衛門家の１２代当主が本宅等の管理を村に委ねられたのを機に、建物の公開と同家の廻船経営に関わる資料の展示を目的に、平成２年５月に開館しました。

江戸～明治中期に隆盛を誇った北前船

館の近くには当時の模型も
右近家所有の船の旗も展示
裏山の中腹にある洋館

建物は、明治期に建てられた本宅や蔵、昭和初期に建てられた西洋館などからなります。一つ一つが豪華な作りで、日本でも有数の規模を誇った北前船主右近家の隆盛の様子がうかがえます。ぜひ一度足を運んでください。

〒　９１５－１１１１　福井県南条郡南越前町河野２－１５

北前船主の館・右近家　℡.０７７８－４８－２１９６

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福井県は日本列島の中央部に位置し、北は東尋坊をはじめとする奇岩断崖が続く越前海岸、南にはリアス式の優美な海岸線を持つ若狭湾と変化に富んだ海岸美を誇り、北前船などの海上交通の要衝として古くから栄えてきました。また、寒流と暖流が交わる福井県沖の日本海は日本有数の漁場で、毎年皇室に献上される越前ガニや若狭ガレイなど海産物の宝庫となっています。海と日本プロジェクトin福井では、この豊かな海を未来に残すため、次世代を担う子供たちや若者を対象に、海に親しみ、大切にする心を育てる運動を進めていきます。