夏のレジャーシーズンを前に、海水浴場などを持ち場とする福井市の臨海消防署は、新型コロナウイルスの感染者らを想定した救助訓練を行いました。
臨海消防署の管内には三つのキャンプ場があるほか、鷹巣、鮎川、越廼の三つの海水浴場が海開きを予定していて、夏のレジャーシーズンには多くの利用客が訪れることが予想されます。8日の訓練は、新型コロナウイルスの感染者や、感染が疑われる人の救助が必要になったという想定で行われ、救急隊員はフェイスシールドや防護服を着用して臨みました。このうちレジャー施設で急病人を搬送する場面では、ウイルスを広げないために通報した人を要救助者から離した上で、ブルーシートの範囲の中で救助活動を行ったり、防護服を脱ぐ時には内側で巻き取ったりする手順を確認しました。臨海消防署によりますと去年、管内の海水浴場やキャンプ場を訪れた人は合わせて約3万6000人に上り、救急や救助の出動は6件あったということです。