レポート
2017.07.25

海は、恵み   越前塩職人 高橋利明さん

越前町の海沿いで天然塩を作る高橋さん。そのきっかけは自身のある体験でした。趣味で料理をしていましたが、ある時石川県の能登の天然塩を分けてもらい塩で味がすごく変わることを発見、その感動を自分でも作り出せないかと
思ったのがきっかけでした。
天然塩の作り方は、 太陽の光と風で、海水から水分を飛ばして濃縮したあと、釜で加熱・殺菌しながらさらに濃縮していきます。海水は赤ちゃんの羊水と成分が似ていると言われるほど、ミネラルのバランスがすごく良く、何も足さず何も引かない、自然のミネラルバランスそのままの塩を作るのが自分たちのこだわりだそうです。

 

塩作りの原料は越前の海水のみ

  1. 自然のミネラルバランスそのまま
  2. 人との出会いも海の恵みの一つ

高橋さんは「塩づくりの過程でできる濃縮海水には、春なら緑、夏は青、秋にはオレンジと季節ごとに色が現れていました。それがここ数年、特に春と秋の色が現れにくくなっている気がする。実際の季節も少しずつ変わってきているし、それが海水にも影響しているのかと少し気にはなっている。」と海の変化を肌で感じています。

高橋さんにとって海とは?

「海は自分にとって恵です。塩作りの仕事はもちろん、人との出会いも海の恵。その豊かさを多くの人に届けていけたらと思います。」

 

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