海は、「謎」。
そう話す笹井清二さんは、越前松島水族館で生き物の飼育を担当している。
人が宇宙までも行く時代。
しかし、身近な海やそこに暮らす生き物たちのことは、まだまだ謎に包まれており、笹井さんは学生時代から海の生き物の研究を続けている。
笹井さんの努力は、大きな成果にも繋がり、2008年には、「コンペイトウ」という魚の繁殖に日本で初めて成功しました。また今は、世界でまだ誰も成功していないミズダコの繁殖に挑戦しています。
海に暮らす生命の不思議に魅せられた笹井さんは、そんな生き物たちに触れる場所を水族館を通して提供していきたいと話しています。