レポート
2017.07.25

海は優しさと厳しさをあわせ持つ存在  潜水士 時田敦志さん

敦賀海上保安部 巡視船えちぜん。日本の海を守っている巡視船のひとつです。この船の潜水士、時田惇志(あつし)さんはさまざまな海難現場に出動するため訓練を行っています。時田さんは「潜水士になろうと思ったのは、

父方の家系が漁業を営んでいまして、幼いころから海への関心が高かったというのがきっかけです。」と話し、

転覆や沈没した船舶などから、遭難者を救出したり行方不明者を捜索するなど、これまでにも尊い人命を救うために

迅速かつ的確な救助活動をしてきました。

巡視艇えちぜんの潜水士

  1. 仕事にはとてもやりがいが
  2. 安全で明るく美しい日本の海を守ってゆく

仕事へのやりがいについて時田さんは「過去に天候が荒れてエンジントラブルを起こした船を曳航救助をしたのですが、何度もロープが切れるなどトラブルに見舞われながらも無事事故船舶を救助したことがありました。海で起きる事故は即、死につながることが多く無事救助できた時はとてもやりがいを感じます」と話しています。

最後に、「私にとって海は、優しさと厳しさを併せ持つ存在です。安全で明るく美しい日本の海を守るためにも、今は10年間培ってきた救助業務の経験を活かし、後輩に技術を伝え、救助能力の底上げを図っていきたいと思っています。」と締めくくってくれました。

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