レポート
2018.07.12

海水浴シーズンに痛手 「風評被害も心配」~土砂崩れの越前海岸

先週末の記録的な大雨で福井市から越前町にまたがる越前海岸では土砂崩れが発生し、国道305号線が通行止めになり復旧のめどは立っていません。これから書き入れ時を迎える地元の観光業者らは影響を懸念しています。

福井市居倉町

土砂崩れは7日に福井市越廼地区と越前町にまたがる国道305号線の複数か所で発生し、福井市大味町から越前町梅浦までの約10キロの区間で通行止めになっています。

福井市居倉町の土砂崩れ現場の南300メートルほどの旅館は、土砂崩れの現場に挟まれ、「北も南もふさがれているからどうしようもない」と休業状態です。

この影響で3連休となる今週末の宿泊客約50人がキャンセルしました。夏休みには多くの家族連れを見込み、そして秋には福井国体の選手も受け入れる予定ですが、復旧のめどが立たず今後の営業再開が見通せないも状況です。「夏休みからお盆がかき入れ時。商売あがったり。せめて南側だけでも復旧してほしい……」

越廼海水浴場

一方、毎年2万人近くの海水浴客でにぎわう越廼海水浴場。土砂崩れ現場から約5キロ離れていて海水浴は可能です。地元の運営団体には土砂崩れ以降、連日問い合わせの電話があり、大丈夫と答えていますが、関係者は「大勢の人に来てほしいが、風評が気にかかる」と心配そうです。

今はただ、海水浴場の清掃をして海水浴客を迎え入れる準備を進めるだけと話していました。

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