小浜市の県栽培漁業センターで若狭ふぐの稚魚の出荷が始まりました。県栽培漁業センターでは、県内の養殖業者に毎年「若狭ふぐ」のブランド名で知られるトラフグの稚魚を出荷しています。5月29日は、今年2月にふ化させ育ててきた体長7センチから10センチの稚魚7千匹を出荷。職員らがバケツリレーでトラックに積み込んでいきました。
6月中旬にかけて嶺南地域の20の業者に合わせて7万匹が出荷されます。小浜市と高浜町では去年の台風で、約9万3000匹、2億3000万円分の養殖フグが死滅する被害に見舞われていて、県では稚魚を仕入れる際の補助金を支給するということです。