「雲龍丸」は、2年前に閉校になった小浜水産高校で活躍していた実習船で、いまは、福井の海を知ってもらうことなどを目的に乗船体験を行っています。この日は、小浜漁港に停泊していた「雲龍丸」の乗船体験に、24人が参加しました。
この乗船体験、ただ乗って楽しむだけではありません。県の水産試験場の職員と、海の調査体験もするんです。沖に出た参加者たちは、さっそく海水を採取して調査開始。海水の水温や透明度、プランクトンなどを調べました。海の環境を把握することにより、漁業に役立つ情報を提供できます。参加者は、顕微鏡でプランクトンを覗いたり、かじを握ってみたりと、貴重な体験を楽しんでいました。