6月28日で福井地震からちょうど70年を迎えます。海の目の前に学校がある福井市の国見小中学校では27日、地震による津波の被害を想定した避難訓練が行われ、児童たちは素早く高台へと避難しました。
国見小中学校は、福井地震が起きたこの時期に合わせ、毎年避難訓練を行っています。この日は、震度5強の地震が発生し、大津波警報が発令されたという想定。
児童と生徒約50人は学校の裏にある海抜30メートルの避難所を目指し、226段ある階段を一気に駆け上がりました。
県や福井市は、この地区への津波は、最大高5.8メートル、地震発生後11分で到達すると想定していて、この日の訓練では、5分半から10分までに、全員が避難を完了しました。