お知らせ
2022.03.17

アマモで育む小浜の海

海の水質浄化作用があり、多くの小魚たちも生息する海藻「アマモ」
埋立、透明度の低下、化学物質の流入、磯焼けなどにより
沿岸域の藻場は大幅に減少しました。
海の再生はアマモ場の再生からー
福井県小浜市仏谷地区では、市民と魚業者らが連携し、アマモの育成を促す活動を行っています。

今年は手作り!アマモマット

  1. サンゴやカキ殻を袋の中に
  2. 鉄筋でしっかりサンド

今年で9年目を迎えたアマモ場の再生活動。

例年、専用のマットを購入して行っていましたが

コストの面から見直し、今年は1から手作りで行います。

珈琲屋さんからもらったコーヒー豆の麻袋に

サンゴや牡蠣殻などの基盤を入れていきます。

そして、袋に泥と混ぜたアマモの種を塗って、

針金で口を固定して、鉄筋でサンドすれば完成!

 

少しずつアマモの自生も!

  1. 浅場で発芽させます
  2. 生い茂るアマモ

出来上がったマットを海に沈めていきます。

春までこの浅場の穏やかなところで養生させて

春に発芽してきたものを、それを別の場所に移動させます。

こうした活動が少しずつ実を結び、

現在では、小浜湾の一部に、わずかながらアマモの自生が確認されるように

なってきているそうです。

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